ninjatokyo: hong kong mba life

Feb 10

FALL-2 授業まとめ (Nov-Dec 2012, HKUST MBA)

MBA生活、2つ目のタームの授業について振り返りたい。FALL-2(秋2)タームはざっくり11、12月の2ヶ月間のタームで、FALL-1タームに引き続き、基本的には必修科目5個、という設定。先輩方もこのFALL-1とFALL-2の計4ヶ月間がMBA生活の中で授業という点では最も忙しい時期だと伺っていた。まさしくかなり怒濤の忙しさだったけど、あとで振り返るとやっぱりこれの高負荷状態をいかに乗り切れるかというのが、MBAの醍醐味のだと感じる(といっても今も忙しいのだが・・・涙)

授業のまとめを書く前に、FALL-1の反省がいくつかあった。グループワークという点ではチームに十分コントリビュートできたし、クラスでの発言も目立つ部類ではないにせよ、普通にしっかりコントリビュートできた。が、課外活動もしたり、クラブアクティビティもいろいろしたり、課題はたくさんだし、という点で結局「いろいろやってみたが、いまいち目立った成果がでてない」、「タイムマネジメントがぜんぜんできておらず、肝心のところでうまくいかなかった」なんてことがあった。なにより周りもかなりハイレベルな人達ばかりなので、そういう状況になると、自信がグラグラしてしまい、本来できることができなかったり、いらんミスが増えてしまう。「ああ、もっとできるはずなのに」という状況で転ぶことが多かった。

なので、このタームは課外活動をさっぱり切り捨てて、授業でしっかりとパワーアップすることだけに注力しよう、と方向転換をはかった2ヶ月だった。特に、FALL-1のFinal examで時間がとれずにいまいちな結果になってしまった点と予習に時間を取られすぎて、本来読みたい補足資料などがぜんぜん読めなかった点をカバーしよう、と図書館籠もりをした2ヶ月だった。結果的に、このタームの成績は大幅にアップし、グループワークでもガツガツ食い込んで行ったので「あの人はちゃんとやる人」という認識ができたからか、授業に関連する質問をクラスメイトから受けることが圧倒的に多くなった。

ということで、前書きが長くなってしまったけど5つのクラスを紹介したい。

Global Macroeconomics

HKUST看板教授の一人であるヘッジファンド出身の教授によるマクロ経済の授業。このタームで最もよかった授業で、2011年12月にキャンパスビジット(インフォセッション)でHKUSTを訪れたときもこの教授は感激だった。授業は香港と中国本土の関係からスタートし、アジア各国の金融危機、ユーロ危機などをテーマに各国の金融、マクロ経済を学んでいくというもの。最終回は各グループがそれぞれの課題テーマをプレゼンし、あるテーマ(例えば、シンガポールVS香港)について、対峙する2つの意見をそれぞれのグループが受け持ち、プレゼンの後に壮絶な(?)議論をする、というもの。

この授業はいろんな意味で特殊である。ケースを使わない。さらに、HKUSTの授業のほとんどが資料をPDFで配布&学生はiPadやPCで見るというふうに紙の資料を使わないことが多いのだが、この教授は毎回授業のPPTと自分が今まで蓄積してきたいろんな資料に手書きで線を引いたりしてセットにして配布する。この教授の蓄積とも言える添付資料群がケースの役割をしている。さらに、授業はパワポを見せつつ、となりでOHP(!)で手書きで図や絵を描きながら展開していく。受講者を巻き込みながら手書きで展開されていくストーリーはパフォーマンスという点でも授業の質という点でもHKUST MBAの授業の中でもトップランクだと感じる。

が、この教授のすごいなと思う点はそのパフォーマンスもさることながらも、データやファクトに対する執念であると最終課題プレゼンのときのアドバイスで感じた。私のチームのテーマはギリシャとEMU(ユーロ通貨連合)の話だったのだが、質問をしにいったときのとこと、「データはちゃんと集められたか?話はそれからだ」と一言。授業の資料の添付資料の収集内容からしても、最終課題で学生サイドに求めることも「データやファクトに基づき、ストーリーを語ること」という点を強調しているように思えた。結果、その後私は初めて出会うEurostatに3日間くらい釘付けになり、実際に自分が思っていた事実が本当にそこにあるのか、という分析を延々とすることになった。

この授業は自分の中で今のところHKUSTナンバーワン。この教授は続編授業もあり、ちょうど2月からその授業を受講している。

Corporate Finance

一言で言うと”Time value of money”の概念と扱いを体得する授業。イスラエル人でISB(India)でも教鞭をとるベテラン教授による授業。NPV, IRR, FCFなどの基本的な概念や国債、株の金利や価値の試算など、非常に数学的なアプローチのパートと実際にケースを通して、企業がどういう風にプロジェクトに投資すべきかを決定していくか、という過程を議論する。数学好きの人ならかなりファイナンスへのとっつきやすい入り口かつハマる授業だと思う。

Managerial Accounting

FALL-1での”Financial Accounting”が企業の外、投資家に向けてのメッセージであれば、この”Managerial Accounting”は管理会計、すなわち、ビジネスユニットのマネージャーが自身のプロジェクトを語るツールである。この授業での教科書に”Cost Accounting”という名前がついている通り、主には事業運営する上でのコストをどう明確化して事業の切り分けを行えるか、というのがメインフォーカスになる。

授業のトピック自体は私自身もおそらくMBA後直結する内容なのでとても得るものが多かったが、授業を担当する教授には賛否両論であった。香港の他のMBAでも教鞭を取る香港人の教授で、コンサルティングファーム出身なので、単純に”Cost Accounting”というよりかは、事業戦略に話が飛んだりと、どちらかというとManagerial accountingのベースをもっとやりたかった私からするとやや消化不良だった。なので、授業の中盤に教授にリクエストして基本的なコンセプトを理解できるミニケースをもらえるようにしてもらったり、グループでのケースプレゼンでは、ケースになっている企業のコスト試算方法について2、3アイデアを考えてしつこく質問攻めにして長々ディスカッションする時間をもらったりした。そういうこともあって、つまるところ私のこの教授に対する満足度はかなりよかった(笑

ちなみにこの2月に自社の事例をテーマにこの教授のオフィスを訪れてディスカッションをする予定になっている。楽しみだ。

Operation Management

名前の通り、オペレーションマネジメントで、コールセンタの待ち行列やグループ化、一元化、プレミアム枠の設置によるパフォーマンスの底上げなどのオペレーションの設計思想の話と、サプライチェーンマネジメントにまつわる様々なストーリーをケースとレクチャーで体得していく、という講座。教授は学部時代からサプライチェーン一筋と思われる。

この授業を受けて思ったのは、日本はサプライチェーンマネジメントにおいて、圧倒的な強さを今だ誇っているという点。最も日本企業が出てくることが多い授業であった。なおかつ”Kaizen”というのはなにか特別な概念かのような印象を受ける部分がありクラスメイトからも「Tomoの会社では”Kaizen”を適用していたのか」という質問に対してはちょっと説明に戸惑った。日本企業がどういう強みがあるのか、というのをある意味客観的に(?)感じる授業だった。

Information Technology and Management

「ビジネスマネージャーがITについて知っておくべきこと」というサブタイトルがつきそうな授業。ITそのものというよりも、マネージャーとしてITをどう使えばよいのか、何に気をつければよいのか、という内容を様々な企業の失敗事例や成功事例を通して進めて行く。インド人の教授でIT企業でのキャリアもあり、なおかつ授業のコンテンツや構成は実に緻密に練られている。

長らく通信/IT分野に従事している自分からすると、目から鱗の新しい発見があるわけではないが、実際にファクトやデータがある他企業のいろんなケースを知ることができたのは、ITニュースを読みかじって得る情報とはまた大きく違うので、ここはポイントだった。また、グループワークは自分がガツガツリーダーシップをとらなければならない科目ゆえに、どちらかといえばグループワークのマネジメントで鍛錬された科目だったように思える。

Feb 09

ゲートウェイとしての香港 (Nov 2, 2012)
MBAオフィスとChina Clubが中心になって11月上旬に企画したShenzhen trip。香港から電車で一番上のLo Wu Stationを降りると、そこには香港出国ゲートがあり、そのゲートを抜け橋を歩いてわたると中国側の入国ゲート。この国境を歩いてわたる、という概念は、日本から飛行機に乗って海外に行くという概念よりもリアルな気がして、なかなか面白い。この中国側のゲートを抜けた先が深セン(Shenzhen)であり、香港中心部からわずか1、2時間で行くこの場所は、香港ビジネスが見せるファイナンシャルセンターとはまた違う、もう1つの側面が現れている。
香港、マカオ、広州の3都市を結ぶ三角形は「珠江デルタ」呼ばれており、中国で最も人口が密集する地域の一つ。外資系企業がこぞって出資し、パソコン・電気部品などの工場が数多く存在する中国屈指の製造拠点である。有名なところだと、iPhoneやPlaystationなどの組み立てを請け負っている台湾大手Foxconnなども深センに工場を構えている。
今回のShenzhen tripは、この地域に本社や工場を置く、主にIT系企業を数社訪問したり、HKUST MBAのShenzhen Part-timeプログラムメンバとのネットワーキングだったり、卒業生からのプレゼンなどのイベントをする、というものだった。MBAオフィスが中心になって、China Clubや私が立上げメンバーであるTech Clubも企業訪問のアレンジなので、ちょっとだけコントリビュートした。(ので、写真のTencent社の訪問では司会をさせていただいた)
企業訪問イベントなので、細かい点までは触れないが、とにかく深センは元気がある印象を受ける。5年前にも深センを訪れているが、そのときに比べれば遥かに街全体がパワーアップしている。ウェブ関連で言えば、Great firewallによる参入障壁もあり中国のウェブ系企業というのは中国の外から見れば、シリコンバレーでの投資劇以外には認知度は決して高くない。他方、本拠地を訪れるとそのスケールは極めてバブリーな雰囲気を醸し出している。中国のインターネットマーケットという点ではECもそのほかのウェブサービスもまだ急上昇中であり、日本企業とは全く違ったコンテキストの中でサービスが出来上がっている。海外からの中国ウェブマーケットへの参入が難しい反面、また中国内のインターネット企業の多くも海外ではなく中国での成長にいまだ活路を見出しているように思えた。
ちなみに中国全土で見た最大のIT拠点は北京の北京大学・清華大学のすぐ隣にある中関村(Zhongguancun)ではないかと思う。こちらも在学中に訪れるタイミングがいずれ来るのでまた別途レポートしたい。

ゲートウェイとしての香港 (Nov 2, 2012)

MBAオフィスとChina Clubが中心になって11月上旬に企画したShenzhen trip。香港から電車で一番上のLo Wu Stationを降りると、そこには香港出国ゲートがあり、そのゲートを抜け橋を歩いてわたると中国側の入国ゲート。この国境を歩いてわたる、という概念は、日本から飛行機に乗って海外に行くという概念よりもリアルな気がして、なかなか面白い。この中国側のゲートを抜けた先が深セン(Shenzhen)であり、香港中心部からわずか1、2時間で行くこの場所は、香港ビジネスが見せるファイナンシャルセンターとはまた違う、もう1つの側面が現れている。

香港、マカオ、広州の3都市を結ぶ三角形は「珠江デルタ」呼ばれており、中国で最も人口が密集する地域の一つ。外資系企業がこぞって出資し、パソコン・電気部品などの工場が数多く存在する中国屈指の製造拠点である。有名なところだと、iPhoneやPlaystationなどの組み立てを請け負っている台湾大手Foxconnなども深センに工場を構えている。

今回のShenzhen tripは、この地域に本社や工場を置く、主にIT系企業を数社訪問したり、HKUST MBAのShenzhen Part-timeプログラムメンバとのネットワーキングだったり、卒業生からのプレゼンなどのイベントをする、というものだった。MBAオフィスが中心になって、China Clubや私が立上げメンバーであるTech Clubも企業訪問のアレンジなので、ちょっとだけコントリビュートした。(ので、写真のTencent社の訪問では司会をさせていただいた)

企業訪問イベントなので、細かい点までは触れないが、とにかく深センは元気がある印象を受ける。5年前にも深センを訪れているが、そのときに比べれば遥かに街全体がパワーアップしている。ウェブ関連で言えば、Great firewallによる参入障壁もあり中国のウェブ系企業というのは中国の外から見れば、シリコンバレーでの投資劇以外には認知度は決して高くない。他方、本拠地を訪れるとそのスケールは極めてバブリーな雰囲気を醸し出している。中国のインターネットマーケットという点ではECもそのほかのウェブサービスもまだ急上昇中であり、日本企業とは全く違ったコンテキストの中でサービスが出来上がっている。海外からの中国ウェブマーケットへの参入が難しい反面、また中国内のインターネット企業の多くも海外ではなく中国での成長にいまだ活路を見出しているように思えた。

ちなみに中国全土で見た最大のIT拠点は北京の北京大学・清華大学のすぐ隣にある中関村(Zhongguancun)ではないかと思う。こちらも在学中に訪れるタイミングがいずれ来るのでまた別途レポートしたい。

中国スーパーサッカーリーグに見る中国 (Oct 2012)
中国スーパーサッカーリーグを広州まで見に行った。FALL-1(秋前半)タームが10月の下旬に試験も終わり、土日をはさんですぐFALL-2(秋後半)タームが始まるので、主にヨーロッパから来ているクラスメイト数人と中国広州に一日でかけ、スーパーサッカーリーグを見に行った。
まず、香港から広州はHung Homという香港の中心部にほど近いMTRの駅から直通電車が出ており、2時間かかるかかからないかくらいで行ける。香港のビジネススクールのいいところの1つは、そのロケーションの良さで、学校から香港の中心部(金融街)までは1時間足らず行けるし、香港からすぐ北には経済特区として成長めざましい深センもあり、中国3番目の大都市広州にも2、3時間で行けてしまう。日本に比べればアジア各国へのリーチも早く安い。
サッカーに別段強い興味があるわけではないので、細かいことはわからないが、中国スーパーサッカーリーグは日本で言うJリーグみたいな感じで、各都市を代表するように16のクラブチームがHome&Awayで総当たりのリーグ戦を行って行く。ちょうど私達が行ったのはそのリーグ戦の終盤で、昨年優勝した広州恒大(Evergrand)が今年も優勝をかけて勝敗を決める試合に臨む、というシーンだった。
試合のレベルでいうとややいまいちな感があった。一緒に行ったドイツ人A曰く、「これではヨーロッパなら3軍か4軍だよ」とのこと。他方、観客はどうだったか、周りを見てみると、凄まじい熱気であった。会場は広州恒大のユニホームを来たファンでぎっしり、すごい歓声である。自分が小学生の頃、Jリーグが発足し、その年に試合を見に行ったことがあった。まさしくそこで感じた、荒削りだけど、ものすごい盛り上がりを見せるパワーに似たものを感じた。中身はおそらくあとからついてきて、まだまだ伸びるのだろうと感じた一日だった。
ちなみに、私が見ている席のすぐそばで、休憩時間に若い男性がパッと花束を持ち出し立ち上がり、隣にいた女の子にプロポーズをした。女の子は、はい、と返事をして喜びのあまり泣きはじめ、周りに人はワーワーと歓声やら拍手やら、これもまたすごい盛り上がりだった。

中国スーパーサッカーリーグに見る中国 (Oct 2012)

中国スーパーサッカーリーグを広州まで見に行った。FALL-1(秋前半)タームが10月の下旬に試験も終わり、土日をはさんですぐFALL-2(秋後半)タームが始まるので、主にヨーロッパから来ているクラスメイト数人と中国広州に一日でかけ、スーパーサッカーリーグを見に行った。

まず、香港から広州はHung Homという香港の中心部にほど近いMTRの駅から直通電車が出ており、2時間かかるかかからないかくらいで行ける。香港のビジネススクールのいいところの1つは、そのロケーションの良さで、学校から香港の中心部(金融街)までは1時間足らず行けるし、香港からすぐ北には経済特区として成長めざましい深センもあり、中国3番目の大都市広州にも2、3時間で行けてしまう。日本に比べればアジア各国へのリーチも早く安い。

サッカーに別段強い興味があるわけではないので、細かいことはわからないが、中国スーパーサッカーリーグは日本で言うJリーグみたいな感じで、各都市を代表するように16のクラブチームがHome&Awayで総当たりのリーグ戦を行って行く。ちょうど私達が行ったのはそのリーグ戦の終盤で、昨年優勝した広州恒大(Evergrand)が今年も優勝をかけて勝敗を決める試合に臨む、というシーンだった。

試合のレベルでいうとややいまいちな感があった。一緒に行ったドイツ人A曰く、「これではヨーロッパなら3軍か4軍だよ」とのこと。他方、観客はどうだったか、周りを見てみると、凄まじい熱気であった。会場は広州恒大のユニホームを来たファンでぎっしり、すごい歓声である。自分が小学生の頃、Jリーグが発足し、その年に試合を見に行ったことがあった。まさしくそこで感じた、荒削りだけど、ものすごい盛り上がりを見せるパワーに似たものを感じた。中身はおそらくあとからついてきて、まだまだ伸びるのだろうと感じた一日だった。

ちなみに、私が見ている席のすぐそばで、休憩時間に若い男性がパッと花束を持ち出し立ち上がり、隣にいた女の子にプロポーズをした。女の子は、はい、と返事をして喜びのあまり泣きはじめ、周りに人はワーワーと歓声やら拍手やら、これもまたすごい盛り上がりだった。

香港ITインキュベーション&コミュニティ (Sep 2012)
香港のITインキュベーションやコミュニティについてちょっと書きたいと思う。私は大学&院を情報工学系で過ごし、日本の通信キャリアで6年間仕事をしてきたので、バックグラウンドではいわゆる通信、IT方面の人、ということになる。通信キャリアといっても私の仕事自身はアプリケーション開発が主だったので、ソフトウェア開発の色合いが強い。
ということで、香港に来てからもプログラミングはしないまでも、IT関連のコネクションを作りたかったり、そういうコミュニティに入りやすかったりするので、実際に参加してみて思ったことをまとめたい。
まず、香港のIT拠点という点では、2つあって、香港中文大学(CUHK)のすぐそばにあるHong Kong Science Park と、Centralからバスで20分くらいのCyberportというところである。Cyberportには香港大学(HKU)のMBAプログラムオフィスもある。いずれも大手企業のオフィスからインキュベーションセンタ(Entrepreneur Center)があり、Science ParkはITだけでなくバイオテックやナノテクなど、Tech系全般という感じ。CyberportはITにフォーカスしていて一番大きなテナントはマイクロソフトだそう。
これらのIT拠点で定期的にイベントやセミナーがあるので、こちらのIT人脈開拓も含めて定期的に参加するようにしている。セミナーの内容は香港ならでは、という内容があるわけではないが(主に技術系や技術マーケネタなので)、そこで出会う人達は中国にフォーカスしたクラウドホスティングをしていたり、半年前に立ち上がったスタートアップにも関わらず上海やシンガポールにまでセールスオフィスを持っていたり、香港ならではのフットワークの良さや中国へのゲートウェイという役割を担う、まさに急先鋒を担っている人達、という印象。
上記2つの拠点に対して、よりスタートアップ色が強いのは規模としては小さいながら、StartupsHKのオフィスやHKCocoonなどのスタートアップインキュベーションセンタ、the hiveやthe good labなどのコワーキングスペースなどがある。最近日本でもはやりのいわゆるノマドワーカーに近いスタイルの人達の集まりである。これらの拠点をベースに有志で勉強会やコミュニティが形成されていて、私もCODEAHOLICSなど、香港のコーダーコミュニティに足を運んでいる。規模で言えば日本やそれこそシリコンバレーと比べたら圧倒的に小さく、トピックで言えば最近のトレンドにそっている感じ。何気にここでもRuby on Railsの人気は高く、自分もRailsプログラマなのだと言うとわかりあえた感がしたりする(笑。
参加している印象で言うと、投資を得やすいかという質問に対してはかなりYESだと思う反面、エンジニアが非常に不足していてクリエイティビティという点ではいまいちである気がする。これはスタートアップコミュニティ周辺の人も同じ認識のようで、これから規模拡大をしていくなら優秀なプログラマをたくさん増やして行かないといけないだろうと思う。
他方、規模が小さいが故に、こういう勉強会をしてもプログラマだけではなく、周辺の人達もたくさん集まっていて、マーケティング的なセンスで言えば、かなりよい環境にあるように思える。
定期的に参加しつつまたレポートしたい。ちなみに、お隣の深センでもスタートアップコミュニティが形成されている。日程がうまく会わずまだ参加できていないが、こちらもあわせてレポートしたいと思う。

香港ITインキュベーション&コミュニティ (Sep 2012)

香港のITインキュベーションやコミュニティについてちょっと書きたいと思う。私は大学&院を情報工学系で過ごし、日本の通信キャリアで6年間仕事をしてきたので、バックグラウンドではいわゆる通信、IT方面の人、ということになる。通信キャリアといっても私の仕事自身はアプリケーション開発が主だったので、ソフトウェア開発の色合いが強い。

ということで、香港に来てからもプログラミングはしないまでも、IT関連のコネクションを作りたかったり、そういうコミュニティに入りやすかったりするので、実際に参加してみて思ったことをまとめたい。

まず、香港のIT拠点という点では、2つあって、香港中文大学(CUHK)のすぐそばにあるHong Kong Science Park と、Centralからバスで20分くらいのCyberportというところである。Cyberportには香港大学(HKU)のMBAプログラムオフィスもある。いずれも大手企業のオフィスからインキュベーションセンタ(Entrepreneur Center)があり、Science ParkはITだけでなくバイオテックやナノテクなど、Tech系全般という感じ。CyberportはITにフォーカスしていて一番大きなテナントはマイクロソフトだそう。

これらのIT拠点で定期的にイベントやセミナーがあるので、こちらのIT人脈開拓も含めて定期的に参加するようにしている。セミナーの内容は香港ならでは、という内容があるわけではないが(主に技術系や技術マーケネタなので)、そこで出会う人達は中国にフォーカスしたクラウドホスティングをしていたり、半年前に立ち上がったスタートアップにも関わらず上海やシンガポールにまでセールスオフィスを持っていたり、香港ならではのフットワークの良さや中国へのゲートウェイという役割を担う、まさに急先鋒を担っている人達、という印象。

上記2つの拠点に対して、よりスタートアップ色が強いのは規模としては小さいながら、StartupsHKのオフィスやHKCocoonなどのスタートアップインキュベーションセンタ、the hiveやthe good labなどのコワーキングスペースなどがある。最近日本でもはやりのいわゆるノマドワーカーに近いスタイルの人達の集まりである。これらの拠点をベースに有志で勉強会やコミュニティが形成されていて、私もCODEAHOLICSなど、香港のコーダーコミュニティに足を運んでいる。規模で言えば日本やそれこそシリコンバレーと比べたら圧倒的に小さく、トピックで言えば最近のトレンドにそっている感じ。何気にここでもRuby on Railsの人気は高く、自分もRailsプログラマなのだと言うとわかりあえた感がしたりする(笑。

参加している印象で言うと、投資を得やすいかという質問に対してはかなりYESだと思う反面、エンジニアが非常に不足していてクリエイティビティという点ではいまいちである気がする。これはスタートアップコミュニティ周辺の人も同じ認識のようで、これから規模拡大をしていくなら優秀なプログラマをたくさん増やして行かないといけないだろうと思う。

他方、規模が小さいが故に、こういう勉強会をしてもプログラマだけではなく、周辺の人達もたくさん集まっていて、マーケティング的なセンスで言えば、かなりよい環境にあるように思える。

定期的に参加しつつまたレポートしたい。ちなみに、お隣の深センでもスタートアップコミュニティが形成されている。日程がうまく会わずまだ参加できていないが、こちらもあわせてレポートしたいと思う。

MBAの授業の進み方 (Sep-Oct 2012)

MBAの授業って結局どういう感じなんですか?醍醐味はなんですか?という質問は多分ビジネススクールに行っている/たことがある人なら必ずといっていいほど受けている質問のような気がするので、私もちょっとまとめてみたい。

ケースメソッド+グループワーク

まずはどういう構成なのか、という話。ケースメソッド、と言うらしい。どの授業も1回の授業(HKUSTの場合、3時間半)ごとに事前に1つケースが宿題として出される。ケースメソッドとはこのケースを中心にディスカッションしたり、プレゼンをしたりしながら授業が進んで行って、さらに教授がそのケースの中で出てきたエッセンスを解説したり、プラスアルファ、サイドストーリーや踏み込んだ内容を講義する。このケースの事前課題(もしくは事後課題)が往々にして1人で読んでくればOK、だけではなく、みんなでディスカッションして課題に答えなさい、だったり、プレゼンテーションの準備をしましょう、だったりする。なので、宿題というのは図書館でコツコツと本を読みふけるというよりも、読んだケースに対して皆でディスカッションをする、つまりグループワークによる部分が結構大きい。「ケースメソッド+グループワーク」というのがまず、第1のポイント。

普通の講義もそうだがそれ以上にケースメソッドの場合、講義をする人の力量が問われるような気がする。というのも、ディスカッションのファシリテーションや授業の展開の仕方など、相当な工夫が必要だから。そのため、ケースメソッドでまず必要だと思われるのはパワフルな教授だと思う。「授業が良い!」というのはまさしくどの教授であるか、という点と強くリンクしている。さらに、グループワークのポイントはハイレベルな、いろんなバックグラウンドを持ったクラスメイトの影響が強い(自分もその中で存在感を出せるようにがんばっているわけだが)。なので、ビジネススクールを選ぶ際にどういう人達がクラスメイトになるのか、というのは学びの質と直接リンクしているように思える。

ケースって何?という話

ケースというのは、ある会社のあるプロジェクトだったり、事業展開だったり、そういう実際に起こったことについてまとめあげた事例のこと。多分このブログを読んでいる人に細かく説明する必要が内規もするけど、A4で10枚くらいの英文エッセイに補足資料でさらに5枚くらいいろいろついている、という感じのがオーソドックスなイメージ。

ケースの良いところは、ほとんどが実際に企業を取り上げているので、今まで知らなかった企業やトピックに日々触れ続けることができる、という点。ただ、今起こっていることがケースになっているというよりは、この数年で、という感じなので、ケースに出てくる出来事は今で言えば2005〜2010年くらいの出来事をテーマにしたものが多いように思える。

MBAの授業の醍醐味って?

日本でもグロービスがMBAシリーズで10冊以上それぞれの分野について本を書いていて細かく解説している。なので、MBAっていっても本を読んじゃえば?という話もあり、本に書いてあるエッセンスをそのまま理解するだけであればそれだけでもよいかもしれない。

わざわざ海外まできて授業を受けている醍醐味は、授業も含めたその周りの環境にあると感じる。まず、ケース中心の授業+選び抜かれた教授陣というセット。プラス、こちらも選び抜かれた相当ハイレベルな&ぜんぜん違うバックグラウンドを持った人達が集まっているクラスメイトとのディスカッション。グループワークの中で、とても自分では思いつかないような意見だったり、あまりにバックグラウンドが違う人達が集まっているので、議論が収集しなかったり、そういうもろもろの周辺環境をセットでMBAの授業の質(?)というのが形成されている。こちらにきたばかりに受けたセッションである先生が「君たちは今人生の中で一番ダイバーシティに富んだ環境で生活をしている。ナショナリティという意味でも、バックグラウンドという意味でもである。だから、おそらく卒業をした後、このメンバーの中の人達で、仕事で出会うことはまずないだろう」と言っていたのが印象的だった。確かに、いろんな意味で違いすぎて、それぞれが仕事でたくさん接点を持って行く集団ではなく、違う場所で違うことをしていて、つながっていくのかな、という風に思った。

高負荷+多分野のマネジメント

授業それぞれのトピックが様々だ、という話。MBAプログラム自体何かのスペシャリストになるというよりも、マネジメントに必要なあらゆる分野のことをまとめて、しかも、短期間でやり、スーパージェネラリストを作る、という発想に近いように思える。実際の仕事で出会うトピックというのはマネジメントという点で見れば、ごく限られていて、ある部分は圧倒的に強くなり、ほかの部分はどうしても抜けてしまう、というのが常で、その部分を補うのがMBA、という感じではないかと思う。例えば私の場合であれば”Data Analysis”など楽勝だったが、他方その他の科目はほとんどがやったことがない分野だった。

各授業で相当な課題が出るので、とんでもない超人でない限り絶対すべてきっちりとはこなせないんじゃないか、と思う。実は、自分はここが一番のポイントだと感じている。例えば、今日の夕方に”Financial Accounting”のケースを読み、財務諸表から分析してレポートを書き、その日の夜にミクロ経済のグループワークで携帯電話会社の料金プランについてのディスカッションをし、次の日にマーケティングのプレゼンを授業でして、そのあと、”Data Analysis”の授業で株価データをもとに投資ポートフォリオを作る・・・という感じで、てんでばらばらの分野のことを圧縮して相当な時間制約の下、チームメンバとこなしていく。仕事の中でここまでやることのダイバーシティが高く、チームメンバのダイバーシティも高く、かつ、高負荷状態が続く、ということはまずないと思う。その中でいかにプライオリタイズして、タイムマネジメントして、、、という流れ自体が1つのマネジメントになっている。

これだけ高負荷なので、日常的にミスが起こったり、チームの中で意見が割れたりすることは日常茶飯。自分もギリギリになることもあれば、自分がすごいなぁと思っているクラスメイトですら時には間に合わなかったり、ミスをしたりする。そういう環境の中でいかにお互いマネジメントしていけるか、ということが多分、MBAの中の根本的な学びなんじゃないかと思う。

FALL-1 授業まとめ (Sep-Oct 2012, HKUST MBA)

一番初めのタームの授業についてまとめます。HKUSTでは2ヶ月くらいを1つのタームとして扱っていて、1つの授業(2単位)では3時間半の授業×8週間、というのがスタンダードな構成になっています。FALL-1は9〜10月の一番初めのタームです。

このタームでは5科目受講で、初めのタームということもあって全て必修科目です。その分野を既に勉強したことがあるよ、という人はExemptionといってその科目をスキップする変わりに選択科目に切り替える、ということもできるのですが自分は特に何もせず必修科目をとりました。それぞれの科目ごとにざっくりとまとめます。

Financial Accounting Foundation

Financial Accounting、すなわち、財務会計の授業です。理工系出身でエンジニアとして過ごしてきた自分からすると、まったくといっていいほど縁がない分野でした。が、今期この科目が一番おもしろく、得るものが多かったように思えます。

台湾人の教授で元4大監査法人(Big four audit firms)の1つ出身の熱意溢れる、溢れまくる授業です。毎回ケースと質問が出されて、それをグループで取り組んできて、ケースの解説や関連したストーリーが半分ちょっと、そのケースに関連するエッセンスの解説が残り半分弱という構成。とにかくこの宿題が重く、最も負荷が高かった授業でした。

例えば,ソフトウェア開発におけるR&D費用はどのようにFinancial statementsで計上されるのか、計上方法がどうなると、どこにどういう影響が出てくるのか、などをケースを事例に実際のビジネスへのインパクトとFinancial statementsのデータを追いながら、授業が進んで言います。

財務会計というと計算機をカチカチしたり、エクセルとにらめっこ、、、というイメージでしたが、この授業ではビジネスユニットのマネージャーが財務会計をどう理解し、適切に事業運営をしていく上で何が必要か、そのために何を知っておかないといけないのか、という点にフォーカスされているように感じました。教授のキャラクターによるところも大きいですが、本人もアカウンティングギークと豪語するよどみない熱意あふれる授業で、HKUSTの授業の中でもオススメの1つです。

Managerial Microeconomics

ミクロ経済の授業。顧客が得るベネフィットをベースにしたコスト試算、需要・供給曲線(Supply-demand curve)から、垂直統合、水平統合、寡占市場、価格競争市場などなどで短期的、長期的にどんなことが起こるかを分析していく、という内容でこちらも毎週1つのケースと質問(宿題)が事前に課題として出されて、そのケースをベースにしたディスカッションが半分、そのエッセンスの説明が残り半分、という展開。

この授業でのポイントは、自分がしているビジネスの競争がどういうルールで行われているか、ということをちゃんとわかるようになる、という点。中国人の教授で質問対応がとても熱心で、いろいろ質問をしにいきました。

Management of Organizations

授業の名前からだと「組織論!」という感じですが、フォーカスしているポイントは、「組織の中でマネージャーがリーダーシップをとる上でどういうことに対処していけばよいのでしょう、またどういうリーダーシップをどういう場面でとらなくてはいけないのでしょう、チームのパフォーマンスを高めるためにはどうすればよいでしょう」という質問に対する答えを探る内容。教授はMBAプログラムの運営にも携わる人気教授で、パワフルなパフォーマンス(?)が特徴的。

授業で扱うケースが非常に面白く、MBA卒業後にとある会社に就職した新任マネージャーの奮闘記、という3、4部作くらいのストーリーで、その人自身のマネジメントスキルや対応の仕方、また、会社の中で起こっているさまざまな組織間や人の問題について、根本原因をディスカッションと教授からのレクチャーで探って行く、というのが授業の流れです。教授はアカデミックよりの人で、もともと社会学を専攻していて、ビジネススクールに方向転換し、以前はベンチャー企業も運営していたり、と多彩なバックグラウンドの方。

授業でもディスカッションの時間が多く、また、課題もwrite-up(レポート)が多かったので、自分の主張・論点を的確に人に言葉や文章で伝えるという点でもプラスの授業でした。ディスカッションの内容は、みなクラスメイトそれぞれのバックグラウンド経験で意見も違い、教授がまとめをしても「納得いかない!』という意見もあったり、ちょっとカオスな感じでしたが、答えがあるトピックではないので、そういうディスカッション自体に意味がある、というとことです。

Marketing Strategy and Policy

フィリピン人の教授による、いわゆる、マーケティング論の授業。ディスカッションの時間が多すぎて若干不評だった部分も。また、授業の中でのトピックが皆が知っているような会社ばかりだったり、センセーショナルな事例に偏っていたりで、率直な感想は「そういう風にやってうまくいかないから困っているんだけどなぁ。。。」という感じでした。

が、この授業のとってもよかったところは、課題の1つで”Marketing Game”というシミュレーションを4、5週にわたってやったのですが、そのシミュレーションへのみんな(自分も含めて)の熱意の入れようです。”Marketing Game”はある商品の属性(パラメータ)を自分たちで設定して、7つくらいに分かれたユーザセグメントのどこにフォーカスしてどういうマーケティング戦略で商品を売っていけるか、というシミュレーションを4、5週にわたってやります。4チームが1つのマーケットの中で競争をするので、お互いどういう戦略でどういうアプローチをするのかを限られた予算をうまく割り当てながらマーケットシェアやROIを競います。

こういうガチンコでインプリをするような授業というのはそこまで多くなく、シミュレーションと言えどこの授業の話題と言えば、クラスメイトの間ではこのシミュレーションの順位の話でもちきりで、実際にグループワークの中でデータを見ながら次はどういう手をうてば良いのかというディスカッションは、本で読むマーケティングと遥かに違って実践的でした。

結局、私のチームは初回で1位、そのあと一度転落し、最終回で逆転勝利を果たして盛り上がりました(笑。

Data Analysis

データ解析の授業です。理工系の私からすると実になじみのある分野で、データ解析に必要な基本的な概念を主にファイナンス関連のデータ(例えば、Hang Seng Indexの蓄積データなど)を例に解説していきます。

この授業のすごいな、と思う点はその授業内容の割り切り方。「データ群に対して回帰分析(Regression)をしてその妥当性とその結果からの予測をできるようになることがこの目的である」と教授が断言しており、これはファイナンス系への就職を考えている人が多いHKUSTならでは、という感じです。その分野で最も必要だと思われることを徹底注力してます!という雰囲気でした。

この授業はほかの授業と比べて自分が何か新しく得るものがあったか、というとそうでもない気がしますが逆にクラスメイトからたくさん質問を受けたり、「手伝って!」という場面も多くて、グループワークやクラスへのコントリビューションはとても高かった授業でした。

PRE Term まとめ (Aug 2012, HKUST MBA)

HKUST MBAのプレターム、8月中に起こったできごとやポイントなどをまとめます。HKUST MBAは9月から授業本番!ですが、その準備プログラムやイベントなどが8月上旬からスタートするのと、”Preparing to Lead”は2単位の授業なので、体感としては8月上旬からMBAスタート!という感じです。主なイベントは個別の記事をご覧ください。

ちなみにこれらのイベントを通して、この時期一番大切だと思われるのがクラスメイトとの交流です(というかその後もそうですが)。今考えると、この時期は皆猫をかぶってた気がするのと、そもそも初対面の中で誰がどんな人もわからないまま、この時期の一大トピック、クラブ立上げやMBAA(MBA Students Association)をしていく上でメンバーを募ったり、といったことが展開されていきます。

この時期のみんなの中での一番の話題は、誰がどのクラブを立ち上げようとしている、誰がMBAAに立候補するのか、みたいな話題だったような気がします。ここでのポイントは「多少オーバーコミットでよいのでとりあえず手を上げてみる」という点かなぁと思います。私の場合、技術系バックグラウンドの人を集めてTech Clubを立ち上げてみようという話でいろいろ議論になったり、なんなり、なんだかんだ・・・と今考えるとよい経験をしました。(Tech Clubをその後無事立ち上げることができ、小規模ながらジリジリとがんばっております)

この時期にたくさん失敗をしてみるというのが今思うととてもよかったです。

香港生活セットアップ編 (Aug 2012)

香港到着から1ヶ月くらいにわたるもろもろの香港生活セットアップ関連についてまとめておきたい。私が妻と香港についたのは2012年7月27日の昼過ぎ。MBAプログラムの本題とは全く関係ないが、住宅セットアップで初めにやったこととやっておけばよかったことをまとめたい。

前提

賃貸契約関連

賃貸契約は渡航1ヶ月前に一度香港に2日間程度きて、内見、仮契約まで済ませたところから話がスタートするので、今回は到着したその日に契約した賃貸マンション近くで不動屋さんと合流し、マンションで大家さんと会い、本契約書にサイン、デポジットや1ヶ月目の家賃を現金で渡し、備え付け家具などを確認して、1時間程度で完了!という感じだった。そのため、一次滞在用に確保していたホテルは1日分しか予約してなかったが、問題なく到着した次の日からマンションにうつって生活を始めていた。

で、どういうところが賃貸契約のポイントなの?という点をまとめてみたい。私の場合は、スクールの先輩から「時間があったら一度前もって言って契約しておいたほうが立上げが楽だよ〜」と言われていたので、ちょうど渡航の1ヶ月前に行った。この選択は今考えると結構よかったと思う(先輩に感謝)。

事前に仮契約をしに香港に行く前から不動産屋さんに「事前に物件候補情報を知りたい」と何度かリクエストを送って2回くらい物件情報をもらったが、そのそれぞれと、実際に内見で香港に訪れたときに手渡された内見先リストが全部ことごとく違っていた。これはなぜかというと、香港の賃貸マンションの物件回転率が想像を上回る早さらしく、2週間程度でコロコロ、ガラリと物件が変わってしまうので「現地に契約に行ってみないとわからない」とのことだった(この話を聞かされるまで、不動産屋さんの対応が微妙だなぁと思っていたが、そもそもこういう状況の上でがんばってリストを作ってくれていたようだ。。。)

ちなみに、リストには家具付きとか、ついてないとか、一部ついてるとかいろんな標記があるが、これは実際に行ってみて内見をしないと全くわからない。また、空っぽのマンションの場合、最低限の家具をいれた状態で渡すとか、インターネットがどうとか、いろいろと条件交渉、価格交渉が入るので、その辺りをちゃんと親切に説明してくれる日系の不動産屋さんにお願いするのがやはり無難なように思えた。

また、日本の賃貸マンション契約と結構違うなぁと感じるのはオーナーとの関係。こちらはなにかある度に割とオーナーとの接点がある。契約時もそうだけど、結構家電が壊れたり動かなくなったりする(エアコン、換気扇など)のだが、その度に私の場合はオーナーさんがエンジニアと一緒に来てくれて対応する、なんていうこともあったりする。なので、オーナーがどんな人かというのは結構重要。

ちなみに、電気、ガス、ネットはすべてオーナーさんが開通済みの状態で渡してくれたので、めちゃくちゃ楽だった!!

当面の生活費をどう持って行くかという件

後述しますが銀行口座の開設に時間がかかったりもするのと、そもそも日本の口座から香港の口座への送金、為替手数料などもかかったりするので、一番てっとり早いのは日本円(現金)をある程度もっていって、こちらで両替してしまうことです。

どこで、両替するのがよいんだろう?という話ですが、皆共通して行っているのがTsim Sha Tsuiにあるチョンキンマンションというところです。このGフロア(1階)のレートが香港で一番安いと言われているようです。中に入ると結構怪しげな雰囲気ですが、両替ショップがたくさんはいっていて、奥の方のお店がレートが安いです。私はPacific Exchangeというところで両替しました。(空港での両替で比べると50万円あたり、下手すると3、4万円くらい違うので)

香港ID申請

実際に今も持っていて何かに使うわけではないものの、180日間以上滞在する人は作って携帯することが義務(?)のようなので早めに作っておくとよいでしょう。Wanchaiにある香港入管局にパスポートを持って行くと即日で仮香港ID(紙)を渡されて、そのあと2、3週間くらいにカードになったものをまたそこに取りに行く。申請自体は混雑状況にもよるけど、2〜3時間あれば十分とれる。事前にウェブで申し込んでおくと3ステップくらいあるうちの初めのステップで並ばなくて済むのでちょっと早くできる。(私はウェブで予約しなかったけれどたまたま空いていてあんまり変わらなかった)

香港携帯電話

香港ではプリペイドSIMカードがたくさんあり、コンビニ(セブンイレブン)で普通に買うことができる。1〜2年の滞在であればプリペイドSIMで過ごしてしまうのが結構楽だと思う(私はこの方法)。契約の場合は、2年縛り等キャリアによって条件があって逆に結構めんどくさく、周りのクラスメイトもわりとプリペイドSIMを使っている様子。町中のお店でリチャージカードを売っているので都度購入してリチャージしていく、という感じ。

端末はSIMフリー端末を持っていればそれをそのまま使える。ない場合も、Androidでよければ安いもので1000HKD前後(1万円くらい)から売っている。私はSONYのXPERIA Uという端末を1500HKDで購入して使っている。いろいろ日本では見ない端末もあるのでガジェットギークな人はとりあえず安い端末でスタートし、いろいろ見て回ってからちゃんとしたのを買う!というのもよいかも、と思います(笑。

銀行口座開設

HSBCが一番メジャーのようです。HSBCの店舗があるので、そこに行き銀行口座を作りたい、というと担当の人が説明しながらいろいろ手続きをしてくれます。必要な書類は、住所を証明するもの(住宅契約)、パスポート、日本での銀行の残高証明書、学校からのオファーレターのコピーなどを提出しました。

その場でデポジットでいくらかお金を入金して、後日ATMカードが届く、という流れでした。ただこのATMカードが出来るまでなぜかかなり時間がかかり、結局3週間くらい待たされたような気がします。こういうこともあるので、初めにある程度現金を持って行くことをオススメします。ちなみに、ATMはHang Seng BankのATMと同じでMTRの駅には必ずあるのでかなり便利です。

生活雑貨はどこが安い?

とりあえず初めに買わないと!と思われる生活雑貨は、いろんなところにスーパー(Welcomeなど)があるので、そこで買うのがよいかも、と思います。ちょっと大きい家具関連は、Causeway BayとKowloon BayにIKEAがあるのでそこがやすいかもしれません。また、いくつかJUSCOがあり、その中にダイソーが入っている(といってもダイソーの商品が並んでいて12HKD均一ですが、ダイソーという店舗ではなく1コーナーという感じ)のでそこもオススメです。生活雑貨に関しては結局、ダイソーが一番安かったような気がします。

扶養ビザ(Dependent Visa)

渡航前に学校は本人の学生ビザしか出さないので、家族が一緒渡航する場合は、「家族はとりあえずノービザで90日間の観光ビザで入り、そのあと扶養ビザ申請をする」という手順がオーソドックスのようです。扶養ビザのスポンサーは学生ビザを持っている自分、になります。

申請書はウェブからもダウンロードでき、特段難しい点はなかったように思えます。一点気になったのは、「今どこにいて、滞在してどれくらい経つか」というようなことを書く欄があったのですが、「香港で、観光ビザ(Visitor)で、0ヶ月」と書いて普通に通りました。

また、申請をした後に「申請受理しました」というハガキみたいなものがきて以降、標準的な承認期間(6週間)を過ぎてもまったく連絡がなかったので、ウェブから問い合わせてみても音沙汰なし、仕方ないので香港入管局(Wanchai)に行って催促したところ「書類不備はないので2、3日で発行できる」と言われました(というか催促するまで進んでなかったのかなぁ!?)。なので、早く扶養ビザが必要!という場合や申請した結果がこない!という場合は香港入管局に行って催促する、という方法が最もよいようです。